自身の商売に関してブログで書くのは意とする処ではないが(但し一件だけ書いたエントリーがあります※)、このタイミングでの小沢民主代表の第一秘書逮捕とあっては些か思うところがある。
週刊現代2009年01月26日号のジャーナリスト・松田賢弥氏の記事、この中に岩手県の「西松建設」への発注状況についての記述がある。
「小沢一郎民主党代表の金脈を撃つ 執念の調査報道スクープ! 連続追及第15回」
西松建設が手に入れた〝小沢王国〟巨額公共事業
―岩手県内だけで受注額は13ヵ所約193億円。政治献金は現職知事にまで―
~別の県議はこう憤った。
「『西松建設』が『ダミー団体』を通じて小沢や達増に多額の政治献金をした効果が如実に現れているとしかいいようがない。なかでも、「花巻空港」の工事は誰がみても取り過ぎだろう。民主党は達増県政の与党だ。彼らには発注側として責任がある。『西松建設』の〝違法献金〟を仮に『知らなかった』で済まそうとするなら県民は納得しない」~
日頃から国事に関連して代議士や各地方議員と交流している故に、バッチ(政治家)を使っての商売はしないのが私の流儀である。しかし商売仇にバッチを使われて敗北した事は度々で、何故かみな民主党だったという因縁があった。
対馬とか東北とかで痛い目に遭ったが、特に数年前の岩手・花巻空港の工事では私の勤務先の材料使用が決まっていたのに、同業某社が小沢一郎カードを切って引っくり返してしまった。
何だかんだと云っても北東北3県、中でも岩手県に於ける小沢一郎の影響力は絶大である。そこに食い込んだのが、金丸信以来の腐れ縁を引きずる西松建設。もっとも捜査が進めば、他の大手ゼネコンも次々出てくる筈なのだが。
特に大分のキヤノン工場に関連した「大光」グループの巨額脱税事件、東京地検特捜部は同グループの大賀容疑者らを摘発したものの、肝心のキヤノン、鹿島建設の2社に対する捜査を控えているようである。
キヤノンは御手洗会長が日本経団連会長なので何か差し支えがあるのかも知れないが、鹿島についてはもっと大きな案件がありそうである。
何しろ東北で強いのが鹿島だが、原発関連の反社会的勢力に関わる問題がある。そして原発絡みでは、西松の関連で家宅捜索を受けたのが「フィクサー」と目される白川司郎氏。検察が狙っているのはこの辺ではないだろうか。
白川氏はかつて亀井静香議員の秘書だった。
そして先日のテレ朝「サンプロ」に於ける、亀井氏が竹中平蔵へ放った台詞
「郵政資産をねぇ、あなた(竹中)が言うファミリーが食い物にしている。私ども国民新党はね、今、調査進めてますから。東京地検特捜部に告発しますよ。検事総長ね、コレをね、ちゃんとやれないようだったら私、そんな存在価値すらないと思ってるんですよ。これほどね、大きな事件は、私は近来ないと思ってる」
これに対する地検特捜部の返球が、今回の逮捕劇ではないだろうか。
要するに小沢の秘書逮捕と今後進むであろう二階議員など自民サイドへの捜査は、郵政疑獄から国民の目をそらす効果を狙っている可能性がある。
それによって恩恵を蒙るのは、小泉・竹中・西川一派と「構造改革」路線に連なる連中、そして郵政民営化等によって日本のカネを吐き出させたいアメリカなのである。
民主党関連や取り巻きブロガーらが負け惜しみにしか過ぎない「国策捜査」云々と喚いているが、それを言うならアメリカによるアメリカのための国策捜査と云った方がよいのではなかろうか。
多分マスコミは地検の捜査に加え、「解散総選挙」で郵政問題を取り上げなくなるだろう。ここは鳩山総務相らを支援し、郵政民営化見直しの流れを途切れぬようにしたいものである。
ところで主役の西松建設だが、9年前の吉野川河口堰に関する住民投票結果について当時の金山良治社長が、
「時代が変わり、感情だけで反対を唱えるバカばっかりが出た」
と恐るべき暴言を吐いたことで有名である。
さらに「日朝国交正常化」を睨んで北朝鮮のインフラ整備への食い込みを狙っているのか、十数年前より金丸人脈上でいろいろ動いているゼネコンである事は、最早周知のとおり。
北朝鮮疑惑では水谷建設や加藤紘一の線も出てくるので、捜査自体はどんどん進めてもらいたいのだが…優先順位次第で我が国の国益に影響が出るので、困ったものである。


by parkmount
自浄能力も意思も無い民主党と…