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祝!「賭」が常用漢字に追加!

2008/09/24 03:01

 

 

“保守系ギャンブラー”を標榜する筆者だが、賭博の「賭」の字が今迄常用漢字外だったとは迂闊にも知らなかった。

 

「刹」「椎」「賭」「遡」の4字追加 常用漢字

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/180451/ )

 社会生活でよく使われる漢字の目安「常用漢字表」の改定作業を進めている文化審議会の漢字小委員会は22日、188字を新規追加し、現行の常用漢字から5字を外すとした暫定案をあらためて審議し、「蒙」を除外した上で、古刹(こさつ)の「刹」、脊椎(せきつい)の「椎」、賭博の「賭」、遡上(そじょう)の「遡」の4字を新たに加える案をまとめた。~

 

カジノに限らず「賭ける」という行為は、人間にとって欠かすことの出来ないものである。

 

個人でいえば就職や結婚もその範疇に入るだろうし、会社経営ではプロジェクトの成否や新分野への参入、政治家にとっては選挙と政策実施後の成否、そして国家レベルでの最たるものが「戦争」という事になるだろう。

 

しかし『孫子』計篇の冒頭言に曰く、

 

「兵は国の大事なり。 死生の地、存亡の道、察せざる可からざるなり」

 

戦争は国家の一大事であって、国民の生死、国家の存亡が係っているから、その実行についてはよくよく考えねばならない)とあり、

 

また「算多きは勝ち、少なきは勝たず」とも書かれているように、すべての戦略を実行するに際して必要なのは「情報収集」と「分析」、そして冷徹な判断という合理性の追求である。そこにあるのは、「賭け」の部分を極力排除しようとする姿勢といえよう。

 

麻生太郎氏の愛読書である『ゴルゴ13』、デューク東郷の仕事に「賭け」の領域は存在しないに等しい。つまり依頼された仕事に番狂わせが生じないだけの徹底した調査と対策が講じられているからである。

 

ところが、そうは言っても世の中には、計測不可能な部分が数多く残っている。

 

例えば金融では、現代投資理論を駆使したヘッジ・ファンドが意外にあっけなく潰れるのは何故か。また先日潰れたリーマン・ブラザーズのように、多数のアナリストを擁しながら破綻してしまう会社もある。

 

政治家にとっては選挙が「戦争」、時流に乗った一発勝負は長続きしない。地歩を確実に固めて、少しでも「賭け」の部分を減らしてゆく事が勝敗を分けるのは誰しも判っているが、それでも番狂わせが起きるのは皆さんご承知のところである。

 

つまり「賭ける」という行為は計測困難なものに挑むという事であり、極めて人間らしいものではないだろうか。そうであるならばプラスアルファの部分で勝ち抜く能力、所謂「勝負強さ」を身に付けたいものである。

 

私がマカオで賭博を始めたのもそんな理由からであった。海外のカジノを選んだのはイカサマが少なそうだったから。

 

ギャンブルは勝ってなんぼの世界だが、実は「金儲け」よりも勝負の流れ、「運」の流れを読むのが面白い。しかしそれを自分のものとするためには、手前のカネで勝負すべきなのだ。

 

『良識ある人々』から顰蹙を買うのは承知で断言するが、「勝負強く」ありたいと願う人にとって勝負ごと、賭け事は絶対に必要だと思う。

そこには人間の根源的な強さを呼び覚ますものがある。常用漢字に「賭」の字が追加された意義を評価する所以である。

 

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