大阪の橋下知事がマカオのカジノリゾートホテル「ウィン・マカオ(永利澳門酒店)」を視察した由。
読売新聞12月23日22時33分配信記事↓
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橋下知事、マカオでカジノ視察「いいヒントに」
(http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101223-OYT1T00686.htm?from=main2 )
大阪府の橋下徹知事は23日、3日間の中国・香港とマカオへの出張を終え、帰国した。
マカオでは、大阪湾岸への誘致を目指すカジノを視察。「今までやってきたことを継続していくだけでは変化は生まれない。都市のトップに必要なのは都市経営の視点。今回の出張は今後のいいヒントになった」と語った。
橋下知事は、カジノが7500人の雇用を生み出していると聞かされたことに触れ、「エンターテインメント産業の誘致は日本の雇用再生の切り札になる。雇用対策だけでなく、福祉、教育、医療の財源確保の視点からも絶対不可欠なツールと確信した」と絶賛した。(以上引用)
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「ウィン・マカオ」はラスベガスのカジノ王スティーブ・ウィン氏率いるWynn社の持ち分だが、経営パートナーは同社株式の20%を所有している日本のパチスロメーカー「ユニバーサルエンターテインメント」(JASDAQ,6425)である。

(ウィン・マカオ。筆者撮影、以下同じ)
ウィンを選んだのはパチスロ・パチンコ業界からのリクエストだったのだろうか。マカオには、澳門實德(香港上場、00487)と澳門博彩控股有限公司(香港上場、00880)の共同経営にパチンコの「マルハン」が資本参加しているカジノリゾートホテル「ソフィテル・マカオ・アット・ポンテ16(澳門十六浦索菲特大酒店)」もあり、橋下知事が両方視察していたとしたら、パチンコ業界との親密な関係が疑われる事になる。

(ポンテ16)
ちなみに今年6月にはパチンコ機器メーカーの京楽産業(

(6月、G2Eの京楽ブース)
パチンコ業界も生き残りを賭けて、カジノ経営進出、そしてマカオ進出に取り組み始めている。ただしパチンコホールは十年以上前にマカオ・回力娯楽場に進出したものの、あまりの不人気で数年後に撤退した経緯もある。世界のギャンブラー、特に華人系賭人たちに受け入れられるには、困難が伴うだろう
それはともかく、せっかくの機会なので今回はマカオのウィンを取り上げてみたい。
ウィン氏のライバル、シェルドン・エイドルソン氏率いるSands社がマカオに乗り込んだのが2004年のこと。「サンズ・マカオ(澳門金沙)」はマカオ初のラスベガス・スタイルのカジノとして華人系賭人たちからの評価も高く、現在に至っている。

(サンズ・マカオ)
それに負けじとWynn社が2006年にオープンさせたのが、「ウィン・マカオ」である。客室は全600室、一室当り広さは56㎡以上を誇っている。一泊3万円以上もかかるので流石に泊まった事は無いが、カジノやショップは何度訪れても飽きないので毎回利用している。

(豪華な雰囲気のロビー中央)

(さりげなく置かれた美術品のセンスもよい)
ショッピング・アーケードには、ルイ・ヴィトンやブルガリ、シャネル、プラダ、グッチ、アルマーニ、ロレックスなど、世界のブランドショップが軒を並べている。

(歩くだけでゴージャスな気分になれるショッピングアーケード)
お薦めはイタリアの自動車メーカー「フェラーリ」のアンテナショップ(直営店)である。フェラーリショップは日本未上陸、しかしここでは衣類や関連グッズが揃っている。ファンならずとも一見の価値があるショップといえる。

(店頭には実物のF1マシンも)

(フェラーリブランドの子供用自転車まで置いてある)
正面入り口前の噴水池では、毎日ダイナミックな噴水のショーが音楽に合わせて演じられている。200箇所以上の噴出口から変幻自在に立ち昇る水柱は、もはや芸術の域に達している。開演時間は午前11時から深夜12時まで、15分間隔。


(お薦めは夜の噴水ショー)
ウィンの正面左側後ろに今年4月オープンしたのが、系列の「アンコール・アット・ウィン・マカオ」。ラスベガスに次いで二番目、もちろんアジア初の高級カジノリゾートホテルで、ターゲットとしているのはアジア地域の富裕層、高級志向層。


(アンコールの正面ロビー)
「ウィン・マカオ」のカジノは総面積9,300㎡、220台のテーブルゲーム卓と380台のスロットマシーンを備えている。内装はヨーロッパ的な感じで、近くにある老舗「リスボア」や新鋭「グランド・リスボア」、「スターワールド」の騒然とした雰囲気や「サンズ・マカオ」の喧騒とは比較にならない程、静かである。

(「ウィン・マカオ」カジノの正面入り口)
ラスベガス・スタイルの故か、華人系以外のギャンブラーが多いのも特徴で、特に白人系の客は、ここと隣の「MGMグランド・マカオ」で多く見かける。落ち着いた雰囲気で博打をやりたい人向けのカジノと云える。
風水的には、正面エントランスの噴水池「水」に対して、曲面形状のホテル自体が「山」という見立てになっており、向かいに位置する「リスボア・カジノ」の影響を弱めつつ「財を引き入れる」意図を持っている。
またホテル中庭の美しい池が「財を蓄える」意図で配置されているようで、ホテルとカジノの業績アップに寄与している観がある。つまり賭客の財を吸い上げるの意で、観光的には素晴らしいが、個人的には気に食わない設備の一つである。

(ホテル中央の庭園池)
したがって賭場風水の見地からは、ここで長時間賭けるのはお勧めできない。ある程度の時間になったら一旦、場を外すか、または思い切って退出してしまう方がよいと思う。
さて、橋下知事はどうやら「ウィン」を大阪に誘致したい意向を持っているようだが、安易なカジノ誘致で大阪の活性化を図る策は本末転倒ではないだろうか。最初から「財源確保のため」という下心を出すべきではない。
先ず、真っ当な経済施策でかつての“商都”大阪の活気を取り戻す絵図を描くべきである。何故なら、カジノデベロッパーはカネの匂いを嗅ぎ分ける嗅覚を持っているからで、きちんとした方針を立て、然る後にリゾートカジノを誘致すれば、カネは自然に転がり込んでくる。
大阪の再生は経済界の努力と、政治の指導力を試すに絶好の舞台である。それに加えて「風水」「陰陽道」の見地を生かすことが大切になってくるだろう。


by yukana10
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